大補強の行方は、小林は阿部の後を継げるか…由伸巨人、V奪回へ10のポイント
3年目の主砲候補は打撃開花なるか
○先発ローテ争い
菅野、田口、マイコラスのローテ入りはほぼ当確。ここにDeNAから移籍の山口俊、日本ハムから移籍の吉川光の2人が続く。残り1枠を内海、杉内、大竹寛のベテラン組に、22歳左腕の今村、今季から先発転向する宮国、15年ドラ1右腕の桜井、3年目の高木勇らが争う。大学、社会人卒の投手も3人いる。1人でも多くシーズンを通じてローテをまわる投手が現れることを期待したい。
○小谷正勝投手コーチが6年ぶり復帰、投手再建なるか
16年までロッテ2軍投手コーチを務めた小谷投手コーチが、巡回投手コーチに就任。巨人では山口鉄の育成選手時代、内海、山口、西村が入団したばかりの頃は2軍投手コーチとして、1軍レベルに押し上げた。かつての教え子達が低迷しているため、71歳の名伯楽の手腕に期待がかかる。
○岡本和真が外野挑戦、打撃開花なるか
3年目の未来の主砲、岡本が今年はレフトにも挑戦する。サードを争った昨年も村田の壁にはね返されて1軍出場は3試合にとどまり、出場機会を増やすためのコンバート。イースタン・リーグでは74打点で打点王。本塁打も18本でリーグ2位と強打を発揮し、オフにはプエルトリコのウィンターリーグで武者修行した。その打棒を1軍の試合で見てみたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count