V奪還へ不可欠な若手の台頭、ソフトバンク17年ブレーク候補6選手は誰?
14年ドラ1右腕、抜群の身体能力誇る大砲
○松本裕樹
高橋の1歳年上にあたる14年のドラフト1位右腕。入団当初は右肘の炎症を抱えており、ルーキーイヤーのほぼ1年間をその治療と体作りに専念していた。2年目は3軍戦などで徐々に結果を出していき、ウエスタン・リーグで9試合に登板。5勝1敗、防御率3.06という好成績をマークした。
昨季の本拠地最終戦となった9月30日の楽天戦(ヤフオクドーム)では7回からマウンドに上がり、1軍デビュー。先頭の三好に本塁打を食らい、プロ初登板第一打者に被本塁打という史上71人目の珍記録を樹立したものの、その後はキッチリと抑えた。
この時の最速は141キロ。速球派の高橋とはタイプが異なり、制球とキレで勝負する投球スタイルだ。16年のドラフト1位・田中正義と、3人のドラ1右腕の誰が真っ先に1軍に定着するだろうか。
○真砂勇介
昨季、10月末から行われた「WBSC U-23ワールドカップ」で大会MVPに輝いた大砲。打率.387、4本塁打12打点の好成績をマークした。
12年のドラフト4位でソフトバンクに入団。3軍戦などでじっくり経験を積み、4年目になって、ようやくその能力が花開き始めた。ウエスタン・リーグで319打数94安打7本塁打44打点。抜群の身体能力を誇り、チーム全体を見渡しても、最もスタメン奪取を期待させる存在だ。