オランダ代表SBバンデンハークがWBCに意欲「2013年以上の成績を残せる」
アジアで得た知識をチームに還元「ベスト4は当然の目標」
アメリカでマイナー生活を送る間に「数多くの試合で投げることの大切さ」を学んだという198センチの長身右腕は、アジアでは「速球一辺倒で押す投球ではなく、変化球をまぜて打者の意表を突くこと、制球力の大切さ」を身につけたという。また、アジアの野球について「パワーヒッターも数多くいるが、手堅く得点したい場面では、ホームランの一発攻勢ではなく犠牲バントを好む傾向にある」と分析。アジアでプレーしたからこそ得られた知識が代表チームに還元されれば、1次ラウンドは韓国、2次ラウンドは東京で戦うオランダにとって大きなアドバンテージとなるはずだ。
今回オランダ代表には、アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)、ジョナサン・スコープ(オリオールズ)ら数多くのメジャートップ選手が参加する予定。投手陣もドジャース守護神ケンリー・ジャンセンが出場する可能性もあり、前回大会よりもスケールアップしたロースターが揃いそうだ。記事によると、バンデンハークは「ベスト4は当然の目標。2013年以上の成績が残せると思う」と初のメダル獲得に意欲を燃やしているそうだ。
オランダ代表は1次ラウンドを韓国で戦うため、侍ジャパンと対戦するのは、互いに1次を勝ち抜いた後の2次ラウンドとなる。日本の打者を熟知するバンデンハークの存在は、目標のベスト4を叶える上でも大きな意味を持つことになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count