6球団競合の西武ドラ1右腕、7年目へ心境吐露「やっと打者と向き合えるように」

昨季のキャンプ前が「一番辛かった」

 昨シーズンは5月18日に1軍初昇格。同30日に1度は抹消となったが、6月12日に再昇格し、その後は1度も2軍に降格することなくシーズンを終えた。登板数はプロ入りで2番目に多い36試合。防御率も1.71をマークした。ただ、防御率に関しては「1点台という数字はよかったですが、試合数が少ないので」と、満足はしていない。

 昨年は「投げたいのに投げられないことが一番辛い」と話していたが、ある程度結果が出たことで、今はその辛さはないという。「昨シーズンのキャンプ前が、一番辛かったですね。今年は気持ちの持っていき方が違います。去年ほどの緊張感はないですね」。

 そう話しつつも、今年が本当の勝負だと自覚している。

「昨シーズン、ある程度投げられました。でも、今年だめだったら何も変わりません。『今年やらなきゃ』という気持ちをより一層強く持っています」。

 先発投手陣の柱、岸孝之投手が楽天へ移籍。自身にかかる負担も大きくなるが、それもチャンスと捉えている。「自分の投げられる試合数が増える。そこで結果を残せば、信頼を得られると思っています」。そう力を込める。

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