6球団競合の西武ドラ1右腕、7年目へ心境吐露「やっと打者と向き合えるように」

新シーズンへ掲げる課題、「しっかり勝負できるように」

 もちろん、新シーズンに向けて慢心はない。今後もレベルアップしなければ、プロとして生き残ってはいけない。

「井口さんは嫌なイメージしかないので、払拭しないといけないと思います。あと大谷(翔平、日ハム)ですね。打たれているイメージが強いので、昨シーズンは際どいところを投げてフォアボールが多かったです。そのあたり、しっかり勝負できるようにしたいです」

 西武ファンならずとも、かつての投球を知る野球ファンは、大石が再びマウンドで輝く日を心待ちにしている。

 苦しい状況を乗り越えて掴んだ、復活への手応え。今季はそれを確信に変えられるか――。いよいよ勝負のシーズンが始まる。

【了】

篠崎有理枝●文 text by Yurie Shinozaki

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