父直伝の“かまぼこ板トレ”!? 西武大石が剛速球復活へ行った珍練習とは

斎藤と誓い合った飛躍、「今季はやらないとな」

 斎藤とは昨年12月に沖縄でトレーニングを行った。斎藤もチーム自体はリーグV、さらには日本一と飛躍したが、自身は11試合の登板で0勝1敗、防御率4.56と苦しんだ。オフには背番号変更を自ら申し出るなど、厳しい状況が続いている。

「『今季はやらないとな』と2人で話していました。あいつもすごい頑張っていました」

 そう振り返る大石は早大トリオとしてともに活躍した元チームメイトに大きな刺激を受けたようだ。

 自身も早大時代は、躍動感のあるフォームから155キロ超の速球を投げ込む剛腕で鳴らし、圧巻の投球を見せていた。「大学時代は簡単にやっていました。追い込むまで、ざっくり真ん中近辺に真っ直ぐを投げておいて、あとは際どいところを狙うか、フォークを投げるかだけでした」。

 ただ、プロ入り後は思うような投球ができなくなった。自身はフォームの問題だと考え、改善に努めてきた。

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