復帰2年目のダルビッシュ 米サイトは「球界最高の一人と見るのが妥当」
ポイントを抑えれば「彼への疑念は払拭される」
3つ目のポイントは、ダルビッシュへの“提案”だ。成績向上のため、「高めの直球を試してみるべき」だという。
まずは「スライダーはダルビッシュにとってスペシャルな球種だ。被打率.156はPITCH/fxが導入されてから、最も低い数字となっている」と、“宝刀”の切れ味が現在メジャーNO1だと紹介。Pitch-f/xとは、投球速度や投球軌道を追跡するスピード測定器システムだ。ただ、前述したとおり、ダルビッシュはスライダーの割合を減らし始めている。
そこで「もう一つ武器を加えることは悪くはない」と指摘。スピードや回転数から見て、ダルビッシュの直球は大きな武器になるとしている。これまで高めの直球での被弾率が高いという事実があるものの、復活を遂げたタイガースのジャスティン・バーランダー投手はこの方法で成功を収めているため、ダルビッシュも試す価値があるというのだ。
記事では最後に「16年にトミー・ジョン手術から予定通りの復帰を遂げたダルビッシュだが、今季は球界最高の投手の一人として見るのが妥当だろう」と分析。3つのポイントをしっかり抑えれば、「彼への疑念は払拭される」としている。日本人初のサイ・ヤング賞にも大きな期待がかかるシーズンだけに、大暴れに期待したいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count