米国2次Rに“死の組”完成 全試合がMLB球宴級!? 最強4か国サバイバルへ

ドミニカ、米国、プエルトリコ、ベネズエラが総当りで激突へ

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドD組は強豪ベネズエラがプレーオフでイタリアを下し、突破を決めた。1点ビハインドの9回にメジャー屈指の強打者ミゲル・カブレラ内野手(タイガース)が起死回生の同点弾。さらに、ルーグネット・オドーア内野手(レンジャーズ)が決勝打を放ち、最後は4-3で劇的勝利を収めた。

 失点率の解釈の違いにより、ベネズエラのプレーオフ進出を巡って混乱は起きたものの、結果的にはC組、D組ともにメジャーのスター選手を揃える4か国が“順当”に2次ラウンド進出。米サンディエゴのペトコ・パークで行われる2次ラウンドF組は、C組1位のドミニカ共和国、同2位の米国、D組1位のプエルトリコ、同2位のベネズエラが総当りで激突する、まさに“死の組”となった。

 前回大会優勝のドミニカ共和国は、3連勝で1次ラウンドを突破。前回大会から11連勝で2次ラウンドに挑む。野手では、エイドリアン・ベルトレ(レンジャーズ)、ロビンソン・カノ(マリナーズ)、マニー・マチャド(オリオールズ)、ホセ・レイエス(メッツ)、ホセ・バティスタ(ブルージェイズ)、ネルソン・クルーズ(マリナーズ)、スターリン・マルテ(パイレーツ)とスーパースター級がズラリと揃う。

 また、投手陣もブルペンに豪華メンバーが集結。1次ラウンドでも、デリン・ベタンセス(ヤンキース)、アレックス・コロメ(レイズ)、フェルナンド・ロドニー(ダイヤモンドバックス)、ジュウリス・ファミリア(メッツ)らを贅沢につなぎ、勝利をもぎ取ってきた。“死の組”を勝ち抜く可能性が最も高いチームと言えるだろう。

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