選手が球団に企画持ち込み!? 西武が“選手会プロデュース”にかける想い
ロッテも“1億2600万円相当のプレゼント”で話題に
ファン感謝イベント当日は非常に寒く、開幕シリーズでプレゼントしたフリースを着ていた来場者も多くいたが、それについて何か思うところがあったのだろうか。就任したばかりの辻新監督から2017シーズンのキャプテンに浅村が指名されると、新キャプテンに対し「ファンのために自分に何が出来るか考えて欲しい」と、2017年開幕シリーズでのプレゼント企画の協同を持ちかけた。その後、球団に申し入れをし、2年連続の開幕シリーズでの来場者全員プレゼントが決定したという。
当たり前のことではあるが、3万人を超える来場者全員に何かをプレゼントをするとなると、それ相当のコストが必要になる。千葉ロッテが「今年の開幕戦で、グッズとして販売した場合、1枚4200円相当のフリースを3万枚(1億2600万円相当)プレゼントする」と発表して一時話題となったが、その例を踏まえると、埼玉西武が今年の開幕シリーズにかける意気込みとコストも相当なものだろう。
選手会が「ファンのためにこういったことがやりたい」と熱意をもって球団に企画を提案することができ、それに対して球団がゴーサインを出すことができるのは、埼玉西武が、選手会と球団がともにファンと向き合い、かつ選手会と球団がコミュニケーションを取りやすい良好な関係を築いているからなのかもしれない。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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「パ・リーグ インサイト」編集部●文