4強入りオランダ「要注意」打者に主砲バレンティン 「MLB強打者上回る存在」
ヤクルト主砲の活躍は「日本のファンは驚かない」?
また、バレンティンがWBCで活躍することでメジャー復帰のチャンスを得る可能性があること、日本球界で60本塁打の記録を樹立したことなどを紹介。「彼が60本塁打を放ったことを知っている日本のファンからすれば驚くことではないだろう」ともレポートしている。記事の中でバレンティンも「“これが自分にとって最後の打席”という気持ちで挑んでいる」と強い覚悟を滲ませている。
一方、記事ではオランダの先発投手候補としてマークウェル、ジャージェンス、バンデンハークを挙げ、新たに加わったメジャー屈指の守護神ジャンセンが控えることもレポート。オランダのミューレンス監督は「この成功は、もはや不思議でもなんでもない。選手たちは紛れもないメジャーのスターたちであり、願わくばもう数試合勝利を収めたい」と意気込みを示しているという。
また、MLB公式サイトはもう一つの見所として両軍の遊撃を務めるプエルトリコ・リンドアとオランダ・シモンズの守備も特筆。プエルトリコについてはコレアが「このメンバーで162試合戦いたいよ。特別な瞬間なんだ。お互いのことが大好きだし、お互いを気にかけ合っている。信じられない時間を過ごしている。全てが終わればスプリング・トレーニングに戻らないといけないけど、これは本当に特別なんだ」と語っていることも紹介し、前回準優勝の強豪も初優勝に向けて闘志を燃やしている様子をレポートしている。
バレンティンを中心に据えるオランダ打線が火を噴き、初のファイナルに駒を進めるのか。それともプエルトリコが7連勝で2大会連続の決勝進出を果たすのか――。21日の大一番が注目される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count