「ボールの中に神様がいる」 作新学院、33歳監督を変えた亡き恩人の教え

名将から叩き込まれた教え「愛情を持って、選手に接しろ」

 初めての甲子園で大敗。この試合が転機になった。「監督の差が出た試合。選手を勝たせてあげられなかった」と試合後に振り返った。甲子園塾に足を運んだのも、甲子園で勝てる監督になるためだった。

「尾藤さんも、山下さんも共通して『愛情を持って、選手に接しろ』とおっしゃっていましたね。厳しくてもいいから、愛情を持って接しなさい、と。しっかりと褒めなさい、と」

 今まで聞いたことのない指導論が心に響いた。

「高校野球には愛がある」「ボールの中には神様がいる」

 重く感じた言葉を栃木に持ち帰った。特に実戦したことはミーティングだった。「毎日ではないですが、やるようになりました。選手に考えを伝えて、自分が引っ張っていくというのは大事だなと思いました。自分が変われた気がします」。それまでは根性論や技術論を頭ごなしに言っていたが、最近では取り組む姿勢のことの方が多いという。

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