故障、移籍、不振、コンバート、抜擢…開幕直後の12球団レギュラーの変動は?
開幕直後のプロ野球、各球団のレギュラーの変動は?
前年のレギュラーの故障、移籍、不振、コンバート、そして抜擢。プロ野球各球団では様々な理由により去年からレギュラーポジションの顔ぶれが変わっている。まだ数試合のためテストの段階には違いないが、12球団の新レギュラーをざっと俯瞰してみよう。
カッコ内は前年のレギュラーか、そのポジションでの最多出場選手。
【パ・リーグ】
○日本ハム
外野手 近藤健介(陽岱鋼)
優勝チームはレギュラーの異動が少ないものだ。日本ハムは陽岱鋼の後釜として、捕手、内野手上がりの近藤を使っている(右翼で全7試合に先発)。他の2人は西川遥輝と岡大海。谷口雄也らが出遅れており、近藤としては好成績を上げて定着したいところ。なお、二塁手はベテラン田中賢介がメインだが、石井一成もスタメンで併用されている。
○ソフトバンク
捕手 高谷裕亮、甲斐拓也(鶴岡慎也)
外野手 上林誠知(城所龍磨)
昨季、捕手は鶴岡、細川亨で回していたが、細川が楽天へ。今年は高谷裕亮、甲斐拓也に競わせている。昨年固定できなかった3人目の外野手に、2軍では抜群の成績を上げている上林誠知を試している。
○ロッテ
一塁手 井上晴哉(細谷圭)
二塁手 鈴木大地(ナバーロ)
三塁手 ダフィー(中村奨吾)
遊撃手 平沢大河、中村奨吾(鈴木大地)
ロッテは内野を総入れ替えした。正選手が実質的にいなかった一塁に井上を固定。巨体を揺すって好打を連発している。リーグ屈指の遊撃手だった鈴木大地を二塁へ、三塁は新外国人ダフィー、そして遊撃は平沢と中村で競わせている。この大コンバートが吉と出るか、凶と出るか目が離せない。