ハム栗山監督、就任後初めて試合中ロッカーへ 勝利投手目前で降板の村田と対話

「監督をやって初めて試合中にロッカーまで行った」

――先発の村田投手は4回88球、監督の目にどう映ったか。

「本当に今日のヒーローは村田。勝ち星は、本当に申し訳ないですけど、ただ長いイニング、球数を投げさせる準備をさせずにこっちは先発させているので。あそこまで1失点であの打線を抑えたというのがすべて。今日は若い子が活躍して勝ったように見えますけど、まずは村田なので。本当に素晴らしかったし、感謝してます」

――どの段階で4イニングまでと決めたのか

「イニングは決めていなかった。球数でいこうと思っていた」

――80球、90球という基準はあったのか。

「だいたいその辺のところですけど、だいたいボールが抜け出すので。球数を投げていないと握力がなくなってくるのがわかる。村田の状態は良かったですけど、自分らしくなくなってきた感じがたぶん見ていてもわかったと思う。せっかくいいのにね。本当にいろいろ考えていたけれども、ゆっくり村田とも話しましたが、彼の心が本当に素晴らしくて、やっぱり苦労して野球できる感覚を持ってくれているしね。監督やって初めて試合中にロッカーまで行きましたけど」」

――中継ぎ陣がその思いを引き継いでよく投げた。特に石川直也投手に2日続けて8回を任せた。

「よく粘ったなと。状態がいい時に比べるというのがあったけれど、そういう時にどう投げるかが勝負。昨日も今日も打たれた後、心の中が真っ白になったり、おかしくなったと思うけれど、よく粘りきったのは事実。すごくいい経験になっている」

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