楽天VSホークスの頂上決戦、鷹がゲーム差0.5を2勝1敗で逆転できない理由
引き分け数が勝率に与える影響
このマイナス0.5ゲーム差という珍しい現象は、日本ハムとソフトバンクがマッチレースを演じていた昨季にも起きていた。
勝率は【勝利数÷(試合数-引き分け試合数)】で求められる。昨季は、ソフトバンクが6分と引き分け数が多かったために、ゲーム差で日本ハムが逆転したが、勝率でソフトバンクが上回ってマイナス0.5ゲーム差が発生。引き分けが意外にも影響力があることを感じさせた。
今季はソフトバンクに比べて、楽天の試合消化が遅く、かつ2試合を雨で流している。試合数の少なさによって、この現象が発生することになる。
仙台の地で戦う30日からの3連戦、そして前半戦最後に行われるヤフオクドームでの2連戦。直接対決で両チームはいかなる戦いを見せてくれるだろうか。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)