もはやローテの柱!? 鷹育成出身の新星が驚愕投球 コーチ&同僚が見る変化
女房役が語る昨季との違い、「ある程度のところに投げられている」
「(ファームでも)ボール自体は良かったですけど、制球がそこまでではなかった。今はある程度のところに投げられていますし、インコースにも投げられる。その制球が昨季までと違いますね」
昨季はウエスタンリーグ9試合(33イニング)に登板して19四死球。今季は先発した5試合でほぼ同じ31回2/3を投げて12四死球だ。
150キロ超前後の力強いストレートに、独特の軌道を描くパワーカーブ、そしてカット気味に曲がるスライダーとフォークも持つ石川。もともと一級品だったボールに、それを操るコントロールが備わりつつある。ストレートだけでなく変化球でカウントを整えられるようになることで、相手に的を絞りにくくさせているところもあるだろう。
先発となってわずか1か月ちょっとで、早くも4勝目。この働きぶりを見れば、資格を有する新人王だって、十二分に見えてくるだろう。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)