サファテ、クルーン、バーネットも… NPB外国人投手のセーブ数トップ10は?
サファテは史上6人目、外国人投手史上初の200セーブを達成
福岡ソフトバンクのデニス・サファテ投手が、7月5日のオリックス戦で2点リードの9回に登板。走者を出すも無失点に抑え、NPB在籍の外国人投手史上初となる通算200セーブを達成した。日本人投手を含めても、過去にNPB通算200セーブを達成しているのはわずか6人(サファテ投手含む)であり、いかに達成困難な記録であるかがうかがい知れる。
外国人史上初となる快挙を成し遂げたサファテだが、彼に限らずこれまでNPBではさまざまな外国人投手が来日し、クローザーとして試合を締めくくってきた。そこで、今回は外国人投手の通算セーブ数トップ10の選手たちを紹介し、異国の地で奮闘した彼らの足跡を改めて振り返ってみたい。
※試合数はリリーフでの登板機会に限る
1位 デニス・サファテ投手(広島→埼玉西武→福岡ソフトバンク)
実働7年 387試合25勝18敗200セーブ
先述のとおり、外国人史上初の200セーブ達成を果たしたサファテがそのまま通算セーブ数でも1位ということになる。400試合近くに登板しながら防御率は1点台と安定感も群を抜いており、今後もハイペースでセーブ数を積み重ね、チームの勝利に貢献し続けてくれることだろう。
2位 マーク・クルーン投手(横浜→巨人)
実働6年 304試合14勝18敗177セーブ
長らくNPB記録だった158キロの壁を来日初年度にあっさりと破り、同年には史上初の160キロ超えも果たした剛球投手。球速のみならず確かな実力も兼ね備え、巨人移籍初年度の2008年には41セーブを挙げ、見事セーブ王に輝いた。2008年に残した162キロという球速は、のちに大谷翔平選手(北海道日本ハム)が破るまでNPB史上最速の記録だった。
3位 林昌勇投手(東京ヤクルト)
実働5年 238試合11勝13敗128セーブ
上記のクルーン氏に続く、NPB史上2人目の160キロ超えをサイドハンドのフォームで記録した豪腕。第2回WBCでは韓国代表として母国の決勝進出に貢献するも、その決勝戦で延長10回にイチロー外野手(現マーリンズ)にタイムリーを打たれた投手としても知られている。30歳を過ぎてからの来日だったが、2012年に故障で退団するまで毎年安定した投球を披露。翌2013年にはMLBデビューも果たすなど、息の長い活躍を続けている。