「僕も同じ思い」―イチローとプホルス、同期の大打者2人が抱くリスペクト
両リーグ新人王が揃って17年も現役を続けている例は稀
「シアトルでイチローが受けたスタンディングオベーションを見たかい? いいものを見させてもらったよ。シアトルはとても素晴らしいもてなしをした。イチローはそれに相応しいアメージングなキャリアを送っているんだからね」
両リーグ新人王が揃って17年も現役を続けている例は稀だ。2001年以降を見ても、今季も2人がメジャーでプレーしているのは、2006年のジャスティン・バーランダー(タイガース)とハンリー・ラミレス(当時マーリンズ、現レッドソックス)より若い世代になる。
もちろん、プホルス&イチローの2001年コンビ以前の新人王が揃って現役を続けている例はなく、唯一1999年にア・リーグ新人王に輝いたカロルス・ベルトラン(当時ロイヤルズ、現アストロズ)が、まだ一戦で活躍しているくらいだ。
イチローは50歳までの現役続行を目標に掲げ、プホルスは2021年までエンゼルスとの契約を残す。すでに、米国野球殿堂入りが確実と言われる2人の偉大な打者は、どこまで成績を伸ばすのか。互いをリスペクトしながら、バットを振り続ける。
(佐藤直子 / Naoko Sato)