田中将大の快投劇にNYメディアが評価修正!?「結局そんなに悪くないかも」

好調の要因は、決め球スプリットの精度が大きく改善

 また、田中はこの日までに今季はレイズ戦に2度先発し、いずれもKOされている。2戦を合わせた防御率は20.65、被打率はまさかの.515。記事では「災難だった」と振り返った。中でも、大きな問題だったのは、エース右腕の武器とも言われるスプリットだ。過去2戦では、最後にスプリットを投げた13打席で1本塁打、二塁打2本を含む8安打を許していたが、28日は11打席のうち安打は1本で6三振を奪っているという。

 快投した3度目のレイズ戦で、たまたまスプリットが良かった訳ではない。記事によれば、6月23日レンジャーズ戦以降の7試合で、田中が投げたスプリットの被打率は.150、本塁打はゼロ、そして空振り率は実に43パーセントに上るという。それまでの14試合では4本塁打を含む被打率.258、空振り率は36パーセントだったことを考えると、スプリットの精度は大きく改善されたと言えるだろう。

 記事では「気難しく不満を漏らすヤンキースファンの皆さん、マサヒロ・タナカにはまだ少し投球巧者な部分が残っているのかもしれない」と呼び掛けているが、ペナントレースが佳境に差し掛かる時期に安定した投球を続け、投球巧者が完全復活した様子を見せつけたい。

(Full-Count編集部)

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