“電撃決着“のダルビッシュ移籍 オフに再契約は…レ軍GM「もちろん可能だ」

レンジャーズからドジャースへと移籍するダルビッシュ有【写真:Getty Images】
レンジャーズからドジャースへと移籍するダルビッシュ有【写真:Getty Images】

期限ギリギリでトレードが成立「ドジャースが最もアグレッシブだった」

 現地時間7月31日のトレード期限を前に去就に注目が集まっていたダルビッシュ有投手は、レンジャーズからドジャースへの移籍が決まった。期限ギリギリで交渉がまとまり、今季リーグ最高勝率.705を誇る強豪へのトレードが成立。レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは、エース右腕の放出という決断について「ドジャースが最もアグレッシブだった」と振り返っている。

 ダルビッシュは今季、打線の援護に恵まれない中で6勝9敗、防御率4.01の成績。レンジャーズでは怪我での離脱もあり、特に2015年はトミー・ジョン手術で全休したが、約5年半で122試合登板、52勝39敗、防御率3.43、782回2/3で960奪三振の好成績を残してきた。

 2012年に日本ハムからポスティングシステム(入札制度)で獲得した際、すでに強化責任者だったダニエルズGMは、ワイルドカード圏内まで5ゲーム差での主力放出という今回の選択について「難しい決断だった」と振り返った。

 ダルビッシュと引き換えに、レンジャーズはウィリー・カルフーン内野手、ブレンドン・デービス内野手、A・J・アレクシー投手と3人の若手有望株を獲得。強化責任者として「最終的にスカウトが高く評価していた若くて才能のある3選手の名前が挙がったのでトレードを行った。複数球団と交渉をしていたが、ドジャースが最もアグレッシブだった。(ダルビッシュには)トレードの可能性もあることをあらかじめ話をしていた」と明かしている。

 また、6年契約が満了となるダルビッシュはシーズン終了後にFAとなるため、再契約も可能だ。“レンタル移籍“のような形で、来季は再びレンジャーズのユニホームを着る可能性はあるのか。その時は大争奪戦になることが予想される。

エースとして牽引してきたダルビッシュに敬意「すべてに感謝している」

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