球場の変化、打線の援護…ダルビッシュはドジャース移籍でさらに輝く?
レンジャーズで少なかった援護点
一方、ダルビッシュに関しては「素晴らしい活躍を見せるだろう」と予想。その理由についてドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムが「投手有利の球場」であることを挙げている。
今回の記事で報じているように、メジャーでは投手有利、不利とされる球団は存在し、レンジャーズの本拠地であるアーリントン・スタジアムは投手不利とされている。一方のドジャー・スタジアムは本塁打が出にくいことで知られ、その形状も手伝って投手有利とされている。ダルビッシュはそのアーリントンで通算122試合に登板し、52勝39敗、防御率3.42の好成績を収めており、ドジャー・スタジアムを本拠地にした場合はさらなる飛躍を遂げると予想されている。
また今回の特集で言及はしていないが、ダルビッシュが今季6勝9敗と勝ち星を伸ばせていない要因の一つして援護が少なかったことも影響しており、1試合当たりの平均援護点3.77は規定投球回に達している投手の中で61位。一方、ドジャースで先発ローテを担う投手を見ると、クレイトン・カーショーが5.29、アレックス・ウッドと前田健太が5.69、ブランドン・マッカーシーが5.38と軒並み5点台に達しており、ダルビッシュはこれまで以上に打線の援護を受けられるかもしれない。
ワールドシリーズ制覇への貴重なピースとして迎え入れられたダルビッシュ。オフにFAとなる右腕はその期待に見事に応えて、その価値を証明できるか。新天地での飛躍が期待される。
(Full-Count編集部)