本塁打じゃないの? キャッチ→体ごと“柵越え”、驚愕美技は「確実に捕球」
「両足はフィールド内にあった。よって、これは確実に捕球である」
日本の「公認野球規則」も上記の英文をほぼ訳した内容。つまり、空中であってもグラウンド内に片足でも残った状態で捕球すれば、その時点で打者走者はアウト。そして、その後、野手が客席などに倒れ込んだ場合は、ボールデッドとなって走者が進塁できる。ラミレスのケースは先頭打者で走者はいなかったため、ボールデッドになったことは関係がなかった。
「CBSスポーツ」も、抜粋を載せた後に「ジャクソンの両足はフィールド内にあった。よって、これは確実に捕球である。実際、この捕球は”単なる”捕球以上のものだった。ジャクソンは激しいキャッチをした。2017年最高のプレーのひとつである」と結論づけている。
“ホームランキャッチ”後に体ごとフェンスオーバーしてしまうプレーは滅多に見られないため、今回のような疑問の声も上がるが、ファウルボールの捕球に置き換えると分かりやすい。仮に、捕球後に体がスタンドに飛び込ん場合にアウトが認められないとなると、ファウルボールを捕った後に選手がスタンド、もしくはカメラマン席に落ちるようなファインプレーは、すべてファウルになってしまう。ジャクソンの捕球は当然、認められるということだ。
まさに衝撃のスーパープレー。メジャー史に残る名シーンとなった。
(Full-Count編集部)