鮮烈デビューのダルビッシュ、ドジャース監督が称賛「期待の全てに応えた」
ロバーツ監督「彼はこの瞬間を楽しんでいた」
また、7回99球の降板には「もう1イニング、いかせられると思った。言うまでもなくね」としつつ、「我々は多くの先発投手を抱えているから、少し長い目で見ている。将来、何が待ち受けているのか、そして彼をどのような立場に置くのがベストなのかをね」と今後の起用法を考慮しながらの交代だったことを明かした。
さらに会見では「ユウが初登板にどれほど胸を高鳴らせていたのか言い表すことはできない。彼はこの瞬間を楽しんでいた。チームメートと共に、ドジャースでの先発登板に向けて楽しんでいたよ。スライダーは大丈夫だった。良くなっていったよ。チェンジアップ、カッター、ツーシーム、フォーシーム……、彼と我々は同じ考えを持っていた。1球1球に集中しようとしていた」とその投球内容を評価している。
一方、ダルビッシュの前に沈黙したメッツのテリー・コリンズ監督もMLB公式サイトの特集の中で「ユウは今夜、本当に、本当に良かった」と驚嘆のコメントを残しており、「チャンスは多くなかった……彼らは並外れていたよ」と投打がかみ合ったドジャースに脱帽した様子だ。
ダルビッシュは今季、6月7日にもメッツと対戦し、8回途中3安打3失点で勝敗はついていなかった。今季2度目の対戦では「21」の新しい番号を背負って圧巻の投球を披露。試合後の会見では「(ドジャース投手陣は)みんないいピッチングをしてるので、自分がいきなりトレードで来てめちゃくちゃだったらホントにヤバイなと思ってたので、いいピッチングができてよかったです」と安堵した様子で話した。
注目の移籍後初マウンドを白星で終えたダルビッシュ。この勝利でさらに波に乗っていけるか。その活躍に大きな期待が寄せられている。
(Full-Count編集部)