1軍昇格即先発、適時打、お立ち台…西武森の復帰で獅子打線は更なる高みへ
「個人としてもチームとしてもまだまだ上を目指せる」
手は8月15日に1軍に合流すると、その日の楽天戦で、7番・DHとして即スタメン出場を果たす。ファンの大歓声に迎えられながら最初の打席に立ったのは、1回裏、2死一、三塁の場面だった。制球が安定していなかったとはいえ、初対戦だったコラレス投手の初球を、さすがのスイングスピードで鋭くはじき返すと、早速今季初打点を挙げる。5-5の同点で迎えた4回裏には、一時勝ち越しの適時三塁打も放った。
試合は両チーム2桁安打、複数本塁打が飛び交う乱打戦となったが、結果的に森は3打数2安打3打点と、復帰直後にも関わらず、それを感じさせない好調な打棒を披露。2つの四球を選ぶなど冷静な状況判断も冴え、山川とともにお立ち台にも立った。
お立ち台では「個人としてもチームとしてもまだまだ上を目指せるなと思います」と話した森。1軍復帰最初の試合ですぐさまこのような結果を出せるのは、怪我をしてからここまでの長くもどかしい調整期間を、有意義に過ごしてきた証だろう。リーグトップの打率を誇る「強打の獅子打線」をさらなる高みへ押し上げる森のバットに、今後も期待せずにはいられない。