ヤンキースには田中将大が必要 米メディア力説「6月以降は極めて真っ当」
最近11試合は防御率3.33、被打率.224で「極めて真っ当な成績」
最大の理由は、田中が見せる復調傾向にある。記事では、今季23試合で先発した右腕について、前半12試合と後半11試合に分けて分析。前半12試合では防御率6.55、18四球、58奪三振、17本塁打、被打率.298といずれも厳しい成績が示されている。だが、後半11試合を見てみると、防御率3.33、15四球、83奪三振、11本塁打、被打率.224と、飛び抜けていい訳ではないが、先発投手として十分な数字を残している。記事では「6月中旬からは極めて真っ当な成績」と評価。それこそが、ヤンキースが田中を必要とする理由の一つだとした。
また、消極的理由ではあるが「ヤンキースには他に選択肢がない」という項目も。現在、先発投手でDL入りしているのは、田中、サバシア、セッサ、ピネダの4人で、先発ローテに名を連ねるのは、セベリーノ、グレイ、ガルシア、モンゴメリーの4人だけだという。DL入りしている4投手は、ピネダを除き短期で戦列復帰する予定だが、「サバシアはシーズンを通じて怪我がち。セッサは先発としてはいまいち」と手厳しく、「3人の中では田中が最高の選択肢だ」としている。
DL入りして再調整した田中は、復帰後には昨季まで見せたような本来の投球を取り戻すことができるのだろうか。レギュラーシーズンは残り2か月弱。開幕こそ不安定だったかもしれないが、終盤にチームを勝利に導く投球を続けることこそが、ヤンキースにとっても田中にとってもプラスに働くに違いない。
(Full-Count編集部)