大乱闘はどちらが挑発? 壮絶殴り合いのカブレラ「くたばれと言われた」
計8人の退場者を出したタイガースVSヤンキース
両軍合わせて8人の退場者を出した24日(日本時間25日)のタイガース-ヤンキース。6回の大乱闘を引き起こしたタイガースのカブレラとヤンキースのロマインの主張が“食い違い”を見せている。米紙「ニューヨーク・ポスト」電子版が乱闘の裏側をレポートしている。
4回に勝ち越しソロを放ったヤンキースのサンチェスが5回の打席でタイガース先発フルマーに96マイル(約154キロ)の速球を当てられた際にすでに不穏な空気が漂っていた。
迎えた6回、タイガース主砲のカブレラが打席に立つと、ヤンキース救援のケインリーがカブレラの背中の後ろを通るボールを投げ、球審はすぐさま報復の危険球と判断。ケインリーを警告なしに退場処分とすると、ジラルディ監督がベンチから飛び出して激怒。指揮官も退場処分となった。
ここでヤンキースはチャップマンを投入。試合再開となるかと思われたが、本塁上でカブレラとヤンキース捕手ロマインが口論。激高したカブレラがロマインを突き飛ばすと、数発のパンチを繰り出した。これをかがんで避けたロマインは低い体勢からタックルし、倒れたカブレラを右の拳で何度もパンチ。この間に両軍ベンチから選手が次々と飛び出し、大乱闘となった。
カブレラとロマインはこれで退場処分となると、7回にはヤンキース救援のベタンセスが、打席に立ったマキャンのヘルメットに死球を当て、ベタンセスとトンプソン・ベンチコーチが退場処分に。さらに8回にはタイガース救援グリーンが、ヤンキースのフレイザーに死球を当て、オースマス監督とともに退場。結局、計8人の退場者が出た。