ハム大谷翔平をメジャー17球団27人が視察 札幌Dに集結したチームの内訳は?
最速162キロ計時の大谷を視察、MLB17球団の内訳&人数は?
日本ハムの大谷翔平投手が21日、本拠地でのソフトバンク戦に先発し、6回5安打5四球9奪三振1失点で2勝目(2敗)を挙げた。制球に苦しんだものの、要所で三振を奪う粘投。スライダーが切れ、直球も乱れはしていたが最速162キロをマーク。本人は降板後に「今日に関してはいいところがありませんでした」とコメントしたが、144キロのフォークも投じるなど、能力の高さを十分に見せつけた。
前回登板では札幌ドームにメジャー球団のスカウト16球団32人が集結。この日も、17球団27人が視察した。これまでには、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンも直々に視察に訪れるなど、オフへ向けて注目度は高まるばかり。では、いったいどの球団が“大谷チェック”に力を注いでいるのか。
21日の試合を視察した球団、人数は以下のとおりだ。
○ヤンキース 1人
○レッドソックス 2人
○ツインズ 1人
○アスレチックス 1人
○ダイヤモンドバックス 1人
○エンゼルス 1人
○レンジャース 2人
○レイズ 3人
○インディアンス 1人
○ドジャース 2人
○ブルージェイズ 1人
○フィリーズ 1人
○パイレーツ 2人
○マリナーズ 2人
○ホワイトソックス 1人
○ジャイアンツ 4人
○タイガース 1人
この内、レイズ、ジャイアンツはGMが視察。両球団はそれぞれ、3人、4人が札幌ドームまで足を運んだ。また、17チームのうち、ナ・リーグはダイヤモンドバックス、ドジャース、フィリーズ、パイレーツ、ジャイアンツの5球団。DH制のあるア・リーグは12球団だった。
もし大谷がメジャー移籍を決断すれば、二刀流を続けられるかどうかも球団選びのポイントとなる可能性は十分にある。ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は、日本ハムと同じような「投手&DH」の兼務は「可能」と地元メディアに対して明かしているが、それぞれのリーグの球団がどのように考えるかは、興味深いところだ。
本人はまだ意思表示はしていないものの、すでに“大谷狂騒曲”は始まっている。