自らナチョスを“お届け”!? 客席ダイブで接触したファンに選手が粋な計らい

ラッセルが粋な計らい「普段はやらないんだけど、状況が状況だったからね」

 ところが、最低の夜はその後、最高の夜に変わった。「それから2球後、ジェド・ジョーコがホームランを放つと、ガダーマスさんに新しいナチョスのプレートがプレゼントされたのだ」。記事では、カージナルスの“気遣い”によって、ファンが新たな「ナチョス」をゲットしたことをレポート。そして、更なるサプライズがあった。

「しかし、それだけでは終わらず、イニング間の攻守交替でラッセルがガダーマスさんを訪ね、記念写真を撮ったのだ」

 ラッセルはベンチからナチョスのプレートを持って登場。この男性ファンの元に駆け寄り、手渡すと、さらにスマートフォンでの記念撮影にまで応じた。

 男性ファンは「ナチョマン」のアカウントでツイッターに写真を投稿。そして、「カージナルス、ローデッド・ナチョスをありがとう。カブス、プレーン・ナチョスをありがとう。ありがとう、カブス&カージナルス。一生忘れられない」と感謝の思いを綴った。 「ナチョマン」はこの試合、6回にグラウンダーで飛んできたファウルボールもゲットし、近くに座っていた少年のファンに譲るなど“大活躍”だった。

 記事によると、ラッセルは試合後に「彼には素晴らしいゲームだった。何球かファウルも取ってたし、素晴らしいナイターだったね」とコメント。「フライが上がった瞬間捕れると思ったんだけど、フェンスがどこかわからなかったんだ。ベン(ゾブリスト)も近くにいなかったからね。フェンスが見えなくてぶつかったら、ナチョスまみれになってしまったってわけさ」とプレーについて振り返り、「(写真撮影は)普段はやらないんだけど、状況が状況だったからね。全身、スパイクまでナチョスまみれさ。一生に一度の経験だね」と話したという。

 さらに、「普通、ナチョスを持った人に向かっていったりしないよね」とも笑顔で振り返ったというラッセル。カージナルスは2-10で敗れ、「ナチョマン」にとっては最悪の試合になるはずだったが、ラッセルの粋な計らいで忘れられない夜になった。

【動画】スタンドにダイブしファンと接触したカブス・ラッセル

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