CS苦手なホークス、勝利の鍵握るのは内川、川崎、和田、五十嵐らベテラン勢?
これまでの打者の成績は…
2006年から勝率1位チームにはアドバンテージが1勝つくようになったが、2010年のソフトバンクはそれでもロッテに敗退した。2位以下のチームに4勝されて敗退したのは両リーグでも、2010年のソフトバンクと2014年の巨人だけだ。これでソフトバンクはCSに弱いというイメージが定着した。以後は9勝3敗と挽回したが、まだ「待ち受け」に弱い印象は残っている。
詳細に投打の成績を見ていくと、不安材料も多い。現役の打者ではCSで活躍した選手が少ないのが気がかりだ。
松田宣浩 34試合 118打数 24安打 3本6点 打率.203
本多雄一 34試合 107打数 24安打 0本3点 打率.224
長谷川勇也 27試合 74打数 17安打 1本4点 打率.23
今宮健太 22試合 69打数 15安打 1本9点 打率.217
柳田悠岐 17試合 63打数 12安打 2本6点 打率.190
明石健志 24試合 57打数 13安打 0本1点 打率.228
吉村裕基 12試合 31打数 7安打 0本7点 打率.226
中村晃 16試合 51打数 11安打 1本1点 打率.216
デスパイネ8試合 24打数 4安打 3本3点 打率.167
(※デスパイネはロッテ時代)
打率.250を打った選手がいない。主砲の柳田の出場が微妙だが、それ以外の顔ぶれも、CSが得意とは言えない。そんな中でよく働いているのが2人のベテランだ。
内川聖一 24試合 91打数 33安打 2本16点 打率.363
川崎宗則 29試合 113打数 32安打 2本6点 打率.283
内川は故障からようやく復帰したところ。川崎はシーズン中に復帰し、終盤は2軍落ちしていたが、ともに短期決戦には強い。この2人の起用がカギになるだろう。