勝ってリーグ優勝王手なるか 第5戦先発の田中将大が自信「雰囲気すごくいい」

本拠地で好成績残す右腕、大声援を背に好投見せられるか

 第5戦は、ヤンキースにとって2009年以来となるワールドシリーズ進出を左右する重大な一戦となる。駒大苫小牧高では甲子園、楽天では日本シリーズ優勝と大舞台を経験している田中にとって、プレッシャーは身近な存在とも言える。だが、何よりも大きな助けとなっているのは「2015年にワイルドカードゲームを経験したこと」だという。

「もちろん日本時代から積み重ねてきたキャリアというものが、今の自分を築く上ではもちろん欠かせないもの。やはり一番大きいのは、こっちにきてから2015年にワイルドカードゲームを経験したことが大きいと思う。プレーオフの戦いを、今年もダグアウトで肌で感じながら見ているのも大きい」

 自分がマウンドに上がる試合に限らず、緊迫したプレーオフの攻防に身を置き、チームとして戦いながら経験値を高めている田中。第5戦の舞台となる本拠地ヤンキースタジアムでは、今季圧巻のパフォーマンスを見せている。今季は敵地では通算防御率6.48だが、本拠地では15試合に先発し、防御率3.22、112奪三振という好成績。流れを変えた地区シリーズ第3戦も本拠地での登板だった。

 超満員に膨れ上がる本拠地の大声援を背に、リーグ優勝へ王手をかけられるか。日本人右腕の快投を期待したい。

(Full-Count編集部)

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