昨季覇者カブス3連敗で崖っぷち、過去32年で3連敗からWS進出は1度だけ
第4戦の先発はアリエッタ、昨季王者は意地見せられるか
MLB提供資料によると、1985年にリーグ優勝決定シリーズ(LCS)が7回戦制となって以来、3連敗からの4連勝でリーグ優勝を果たしたのは、2004年のレッドソックス(VSヤンキース)のみ。この時、レッドソックスは世界一にも輝いたが、32年でわずか1チームだけしか起こしていない“奇跡”とも言える。
今季プレーオフでは打線が苦しんでいるカブスだが、実はこの3戦全てで先制点を挙げている。先制点を挙げながら、ポストシーズンで初戦から3連敗したのは、2009年ア・リーグ地区シリーズのツインズ(VSヤンキース)以来、7回戦制では1990年ア・リーグ優勝決定シリーズのレッドソックス(VSアスレチックス)以来初めての出来事となった。
何とかして一矢報い、起死回生のチャンスを掴みたいカブスは、運命の第4戦先発に2015年サイ・ヤング賞右腕のアリエッタを起用する。なんとか1勝を掴んで突破口を開き、本拠地ファンの前で昨季覇者の意地を見せつけたい。
(Full-Count編集部)