昨季覇者カブス3連敗で崖っぷち、過去32年で3連敗からWS進出は1度だけ

カブスのジョー・マドン監督【写真:Getty Images】
カブスのジョー・マドン監督【写真:Getty Images】

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 昨季のワールドシリーズ覇者カブスが絶体絶命に追い込まれた。17日(日本時間18日)本拠地でドジャースとリーグ優勝決定シリーズ第3戦を戦ったが1-6と大敗し、通算0勝3敗でシリーズ敗退にリーチが掛かった。

 先制の勢いは続かなかった。初回、この日2番でスタメン起用されたシュワーバーが、1死から特大ソロ弾を中堅に運び、ドジャース先発ダルビッシュ有投手から先制点を奪った。本拠地開催という地の利を持つカブスが、このまま勢いづくかと思われたが、打線はその後沈黙。安打しても連打で畳みかけられず、スコアボードに「0」が並んだ。

 一方、投手陣は大量失点こそしなかったが、2回に同点ソロ、3回に勝ち越しソロ、5回と6回に1点ずつ、8回に2点と、ジワジワと失点し、気が付けば5点の大量リードを許す形になった。

 昨季は108年ぶりにカブスをワールドシリーズ優勝へ導いたマドン監督は、試合後に「我々は決して諦めない」と徳俵に足を掛けて臨む第4戦に向けて、決意を新たにした。だが、これまでのデータは、カブス不利を予想している。

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