またも「衝撃の10球」― 快投の前田健太に絶賛の声「右打者には厳しすぎる」

抑えた12人中11人が右打者「順番になで斬り」

 続くラッセルも2球で追い込み、3球目のスライダーを打たせて遊ゴロ。そして、この日2本塁打を放っているバエスも外角低めへのスライダーで中飛に仕留めた。

 昨季のワールドシリーズ王者の実力者に対して、切れ味鋭いファストボールと宝刀スライダーを織り交ぜ、手玉に取った前田。あまりに鮮やかすぎる10球に、実況は「前田は右打者3人と対決し、順番になで斬りにしました」と言葉をつないでいた。

 ダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第2戦では9球で打者3人を抑えて勝利投手に。さらに、第3戦では12球で3者凡退。そして、カブスとのリーグ優勝決定シリーズ初戦もたった5球で打者3人を抑え、勝利投手に輝いていた。PSでここまで打ち取った12人中11人が右打ち。「右打者キラー」の面目躍如となっている。

「真の武器」「プレーオフ最大の発見」とも地元メディアに絶賛される“リリーバー前田”が再び見せた「衝撃の10球」。ドジャース敗戦の中で、再びアメリカで評価を高めることになった。

(Full-Count編集部)

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