カーショーが“人間”ダルビッシュを絶賛、投球以外で感心する一面とは…
シーズン途中で新チーム移籍も、成長を求める探究心は変わらず
ドジャースのダルビッシュ有投手がポストシーズンで強烈な輝きを放っている。17日(日本時間18日)、敵地で行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発登板し、初回に先制被弾しながら7回途中を1失点と力投。打席では、満塁の絶好機で押し出し四球を引き出し1打点も記録。投打で勝利に貢献し、ポストシーズン2勝目を挙げている。ワールドシリーズ優勝請負人としてレンジャーズからトレードでやってきた日本人右腕の人間力を、ドジャースの絶対的エース左腕クレイトン・カーショー投手も賞賛している。
19日(同20日)の第5戦で先発するカーショーは、第4戦を前に記者会見に臨んだ。その席では自身のことはもちろん、前夜投打のヒーローとなったチームメートについての質問も受けた。ダルビッシュは7月のトレード期限でドジャースに移籍して以来、投球フォームの修正など様々な努力を経て、ポストシーズンでの圧巻投球につなげた。同じ投手として、その苦労をどう見るか質問された左腕は、ダルビッシュの“伝説のジョーク”を掘り起こした。
「そうだな。(努力したのは)彼の格好いい顔以外はね。確かそう言ったんだよね(笑)」
ダルビッシュは、ダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第3戦前日に行われた会見で、地元メディアから「球団からここだけは変えないでと言われた箇所は?」と質問されると、「ファーアン(ザイディGM)とフリードマン(球団社長)から言われましたが、その格好いい顔だけは変えないでくれと…」と、ドヤ顔でジョークを飛ばし、会見場を爆笑の渦に巻き込んでいた。
ここぞとばかりに、ダルビッシュのイケメン自慢をひとしきりいじったカーショーは、間近で見るチームメイトについて話し始めた。