全球団がしっかり戦力アップ? 06年以降のパ6球団ドラフト“当たり年”は
今季低迷の2球団もドラフトで中心選手獲得
◯日本ハム
2006 高1吉川光夫(巨人) 大社7今浪隆博(ヤクルト)
2007 高1中田翔 大社3宮西尚生
2008 1大野奨太 5中島卓也 6杉谷拳士 7谷元圭介(中日)
2009 5増井浩俊
2010 1斎藤佑樹 2西川遥輝
2011 2松本剛 3石川慎吾(巨人) 4近藤健介 6上沢直之
2012 1大谷翔平 3鍵谷陽平
2013 2浦野博司 3岡大海 4高梨裕稔 6白村明弘
2014 1有原航平 2清水優心 3浅間大基 4石川直也 8太田賢吾
2015 1上原健太 2加藤貴之 5田中豊樹 6横尾俊建
2016 2石井一成
自前で選手を育てる球団スタイルらしく、毎年のように複数人の選手が1軍の戦力となっている。その中でも2011年組は松本剛が今季レギュラーに定着し、近藤はヘルニアでの離脱があったものの、シーズン中盤まで打率4割をキープ。上沢もローテの一角を担うようになった。この3人は来季以降、チームの核となりそうだ。2014年は実に5人が1軍で出場機会を得ており、これからの日本ハムを背負う選手たち。2011、2014年は上々のドラフトだったのではなかろうか。
◯ロッテ
2006 高1大嶺祐太 大社7角中勝也
2007 高1唐川侑己
2008 6香月良仁 育5西野勇士 育6岡田幸文
2009 1荻野貴司 2大谷智久 3大嶺翔太 4清田育宏
2010 1伊志嶺翔大 2南昌輝 5江村直也
2011 1藤岡貴裕 2中後悠平(Dバックス3A) 3鈴木大地 4益田直也
2012 1松永昂大 3田村龍弘 4加藤翔平
2013 1石川歩 2吉田裕太 3三木亮 5井上晴哉 6二木康太
2014 1中村奨吾
2015 1平沢大河
2016 1佐々木千隼 2酒居知史 5有吉優樹
今季最下位に沈んだロッテだが、ドラフトでの選手獲得に関しては、それなりの成果を残しているのではないか。特に2009年は素晴らしい。指名した全4選手が全員1軍の戦力となっており、これはなかなかに珍しいことだ。2011年や2013年もチームの中心となる選手を獲得している。ただ、2014年以降は少々寂しい成果となっている。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)