田中将大、決断が迫る 米メディアが契約破棄を予想「しない理由があるか?」
PSの活躍で評価は再浮上、さらなる巨額契約へ「誘惑にノーと言う理由はない」
「しない理由があるだろうか? 日本人スターの価値はポストシーズンで指数関数的に上昇しており、その値段が厳密にいくらなのか確かめないのは愚かだ。ア・リーグ優勝決定シリーズ後にタナカは記者に対しヤンキースに戻りたいと答えていたが、それを深読みしすぎてはいけない」
寸評では、このように指摘。「もしタナカが真逆のことを言っていたら、実際にニュースとなっていたことだろう」とも言及している。
「こういう見方をしてみよう。タナカの代理人が(彼が結んだ契約に)オプトアウトを含むことには確かな理由があった。というのも、彼らのクライアント(田中)が他でより巨額の契約を結ぶことができるというアイデアを検討することができるからだ。その誘惑にノーと言う理由はない」
ヤンキースと残す3年の契約よりも、いい内容のオファーが届く可能性は十分にあると代理人は見ているという。その可能性がこのポストシーズンで飛躍的に高まったことは確かだ。
その上で、記事ではもう1つの項目を設け、「タナカは退団する」と大胆予想。寸評では「彼は現在エースなので、ヤンキースは引き止めるために全力を注ぐだろう。しかし、球団幹部らはタナカの右肘内側側副靱帯の部分断裂と、それがいつでも破裂しうることを忘れてはいない。内部ではタナカがオプトアウトを選んだら引き止めないという決断が8月になされている」と分析している。
1年目に右肘靭帯部分断裂で約2か月半離脱した田中だが、その後は問題が出たことはない。不安を十分に払拭するパフォーマンスを見せてきたが、米国内では肘の状態を懸念材料とする見方が多く、いずれは手術が必要になると見られている。そのため、田中が契約を履きしてFAとなった場合、ヤンキースが再契約に動く可能性は低いというのだ。