日本シリーズはDeNAが3連敗から待望1勝 過去の「大逆転」は?

1986年の広島は初戦引き分けから3連勝も…

 3連敗からの4連勝は、この2例以外にもう一つある。

1986年 広島3勝4敗1分 △○○○●●●●西武◎

 広島市民球場での初戦に引き分けてから、広島は3連勝で王手をかけたが、西武はここから4連勝した。このシリーズのMVPは、今年、ソフトバンクを率いている工藤公康。広島の正捕手は、工藤の下でソフトバンクのヘッドコーチを務める達川光男だった。

 過去9例ある、3勝1敗の後の勝敗は、3連勝したチームの7勝2敗。確かにこの敗戦をきっかけに、流れは変わる。3連敗したチームがやや優位に転じるようだが、王手をかけたチームが圧倒的に有利なのは変わらない。

 史上3回目の大逆転劇がここからはじまるのか。それとも、日本シリーズは第5戦で終了するのか、運命の1戦が始まる。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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