NY紙はダルビッシュをFAで4位と評価「エースの給料が欲しいだろうが…」

大谷の移籍先は「決め手は球団や本拠地に対する個人的な興味となるだろうだろう」

 寸評ではこのように指摘。「ダルビッシュは未だ素晴らしい球を持っていて、彼は大金を得るだろう」としつつも「しかし、2年前にトミー・ジョン手術を受けた31歳である。彼はおそらく期待通りの金額は得られないだろう」と結論づけた上で、エンゼルスと4年7600万ドル(約86億7000万円)の契約を結ぶと予想している。「MLBトレードルーマーズ」とは、総額で8400万ドル(約96億円)、年平均では約750万ドル(約8億5000万円)という大きな開きがある。

 また、大谷を7位で選出。寸評では「彼は日本のベーブ・ルースである。彼は打者としても投手としても素晴らしい。もし彼が本当のFAになることができたなら、とても大きな契約を結ぶことが出来ただろう。しかしながら、新労使協定のために(契約金を含めて)300~500万ドル(約3億4200万?5億7000万円)の契約しかできない」としている。23歳の大谷は、新労使協定の元では契約金が制限され、当初はマイナー契約を結ぶことしかできない。

 記事では「移籍先の決め手は球団や本拠地に対する個人的な興味となるだろう。ア・リーグはDHとしての出場機会を提供できることが大きな強みとなる」とした上で、大谷がヤンキースと契約したがっているのではないかという“不確定情報”にも言及。特集の冒頭でも「ヤンキースは新労使協定のために格安でオオタニを日本から獲得できれば大当たりを引いたといえるだろう」としており、NY紙は大谷獲りを望んでいる様子だ。

 一方で、契約破棄するかが注目されている田中はランク入りせず。ただ、記事では、年平均2200万ドル(約25億円)の右腕がFAとなることを選択すれば、贅沢税を節約したいヤンキースにとってはネガティブな要素ではないとの認識を示した上で「それはブライアン・キャッシュマンGMに柔軟性を与えるだろう」と指摘している。

 ニューヨークでも、日本人投手の去就への注目度は高い。まずは、ワールドシリーズ終了から3日以内と定められている契約破棄の権利を田中が行使するかに熱視線が寄せられている。

(Full-Count編集部)

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