2連敗で本拠地に戻るソフトB、日本一へ背中を押すポジティブなデータ

4連敗なら“日本一逸”も…今季は1度だけ、DeNAのムードを変えられるのは筒香のバット

 そして、ソフトバンクには今季、独走優勝を果たした要因でもある、1つの特徴がある。それが、どこかの人気ドラマの名台詞「失敗しないので」のようだが、「連敗しない」のだ。

 今季、喫した最長連敗は「4」で、4月12日から15日の間の1度だけ。3連敗も7月9日から7月12日の1度だけ。2連敗ですら、11度(優勝決定後に3度)しかない。とにかく大型連敗しないのがソフトバンク。日本一を逃すパターンは4連敗しかなく、シーズン通りにいけば、ここらで連敗が止まる可能性が高い。
 
 下克上を狙うDeNAにとって鍵となるのが、筒香嘉智のバット。大逆転勝利を収めた第5戦は2安打1本塁打3打点と4番が打ったことで、一気にDeNAに流れが傾いた。これぞ、4番という働きで、筒香が打つことでムードが激変する。

 ソフトバンクの先発は、初戦に先発した千賀滉大投手が予想されている。第1戦は2打数ノーヒット2四球だった。筒香が打つか、千賀が抑えるか。日本一の行方は、2人の対決がポイントになるだろう。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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