最後は救援投手の差、熱戦が続いた日本シリーズをデータで読み解く
DeNA投手陣の成績は…
〇DeNA先発陣&救援陣
今永昇太 2試0勝0敗13回 防御率2.08
濱口遥大 1試1勝0敗7.2回 防御率0.00
ウィーランド 1試0勝1敗5.1回 防御率5.06
石田健大 1試0勝0敗4.2回 防御率7.71
井納翔一 1試0勝1敗4.1回 防御率12.46
計 6試1勝2敗35回 防御率4.11
エスコバー 4試0勝1敗0S1H4.1回 防御率2.08
山崎康晃 3試0勝0敗1SH3.1回 防御率2.70
砂田毅樹 5試1勝0敗0S1H3回 防御率0.00
パットン 5試0勝1敗0S3H3回 防御率0.00
井納翔一 2試0勝0敗0S1H1.1回 防御率0.00
須田幸太 1試0勝0敗0SH1回 防御率0.00
平田真吾 1試0勝0敗0SH1回 防御率0.00
三上朋也 3試0勝0敗0S1H1回 防御率9.00
田中健二朗 1試0勝0敗0SH0.2回 防御率40.5
計 6試1勝2敗1SH18.2回 防御率2.89
CSでは救援に回ることもあった今永が好投。同じ左腕の濱口ともにチームを引っ張った。救援投手も期待通りではあったが、ソフトバンクがサファテ、モイネロ、石川、岩嵜、森、嘉弥真と計算できる救援が6枚もあったのに対し、DeNAはエスコバー、山崎、砂田、パットンの4枚だけ。先発の井納も救援に回したが、先発よりも救援のウェイトが大きい短期決戦だけに、競り合いが続けば苦しくなった。最後はサファテとエスコバーという助っ人救援投手の差で決着がついた。
DeNAはソフトバンクよりも戦力的にかなり劣っていたが、ポストシーズンを戦う中で鍛えられ、強くなっていった。ラミレス采配は見事だったと言えよう。下剋上はならなかったが、ここまでシリーズを盛り上げたDeNAの功績は大きい。
(広尾晃 / Koh Hiroo)