米メディアが分析 WSで2戦連続KOも、ダルビッシュの評価が揺らがぬワケ
トミー・ジョン手術後に投球内容は向上?
ピッチング自体についても、その能力の高さを特筆している。2つ目で「8球種の豊富なレパートリーを持つ。スピードの幅は70マイル(約113キロ)のスローカーブから95マイル(約153キロ)のファストボールに至る。ファストボールは99マイル(約159キロ)を計時することがある」と絶賛。さらに、3つ目では「彼の球速とコントロールは手術から復帰後、良くなっている」と、トミー・ジョン手術後に投球内容は向上していると分析している。
また、ワールドシリーズでのKO劇で評価を下げたとの声もあるが、記事では大きなマイナス要素にはならないと指摘。むしろ、原因はほぼ明らかになっているため、改善の余地があると見ている。
プラス評価の4つ目として「彼の破滅的なワールドシリーズでのパフォーマンスは、彼の価値を抑えることになるかもしれない。しかし、おそらくは球種が読まれていたことが原因である」と言及。ダルビッシュの投球時の癖などから球種がアストロズ打線にバレていたとの説が有力で、これが解決できれば、あのようなKO劇は繰り返されないとの見方だ。
記事では最後に、ダルビッシュの移籍先を「カブス」と予想。世界一奪還を目指す強豪が有力候補とした。依然として高い評価を受ける日本人右腕は来季、どのユニホームを着ることになるのだろうか。
(Full-Count編集部)