直球だけで220球―西武本田、掴みつつある「さらに良くなるという感覚」

練習熱心で真面目、土肥コーチは「方向性さえ正しく導いてあげれば」

 この結果を受け、土肥コーチもフォーム改善へ着手することを決意したという。

「今年、もっと活躍してほしかった。もっと成長するためにも、膝が前に出てしまうという部分も含め、メカニックス的なところから、もう一度しっかりとやり直しています」

 練習熱心で、真面目な性格なだけに「方向性さえ正しく導いてあげれば、結果につながるはず」と、同投手コーチ。この日投げた220球の中でも、「3~4球に1回ぐらいの割合で、正しいフォーム、感覚で投げられていました。だいぶ良くなってきています」と改善に確かな手応えを感じている。

 辻監督も、先発投手層の薄さを大きな課題だと挙げている。本田が先発ローテーションに加われるかは、チームにとっても重要な鍵を握っていると言っても過言ではない。

「今やっているフォームを覚えることで、更に良くなるんだろうなという感覚があります。より、上のレベルを目指して、ピッチングでも、シャドウでも、とにかくこの動作を繰り返し反復して、しっかりと身につけたいと思います」

 3年目の飛躍へ向け、本田は充実のキャンプを送っている。

(上岡真里江 / Marie Kamioka)

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