減りゆく「松坂世代」、今季19人中10人に動き 険しい「名球会入り」への道

今季規定投球回に達した投手なし、規定打席到達は小谷野のみ

 松坂世代は、来季には38歳になる。各球団では超ベテランの年齢になっている。それを考えれば、現役選手が減るのは当然ではあるが、1998年夏の甲子園の全国的な盛り上がりを知る世代には、今昔の感がある。

 今季、松坂世代で規定投球回数に達した投手はいなかった。規定打席に達した野手もオリックスの小谷野栄一だけ。数が少なくなっただけでなく、一線でプレーする選手もほとんどいなくなっている。

 これほど多くの選手が活躍した松坂世代だが、通算成績はどうなっているだろうか。投打別に見ていこう。

〇投手・50勝、50セーブ以上、カッコ内は実働期間

杉内俊哉 142勝0セーブ(2002-2017)
和田毅 126勝0セーブ(2003-2017)※MLBで5勝0セーブ
松坂大輔 108勝1セーブ(1999-2017)※MLBで56勝1セーブ
久保康友 97勝6セーブ(2005-2017)
館山昌平 85勝10セーブ(2003-2017)
新垣渚 64勝0セーブ(2003-2016)
木佐貫洋 62勝10セーブ(2003-2015)
藤川球児 50勝223セーブ(1999-2017)※MLBで1勝2セーブ
久保裕也 50勝36セーブ(2003-2017)
永川勝浩 36勝165セーブ(2003-2017)
加藤大輔 22勝87セーブ(2003-2013)

今後も活躍の可能性秘める村田、「名球会入り」への期待

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