減りゆく「松坂世代」、今季19人中10人に動き 険しい「名球会入り」への道
今後も活躍の可能性秘める村田、「名球会入り」への期待
〇野手 800安打以上
村田修一 1865安打 (2003-2017)
東出輝裕 1366安打 (1999-2012)
小谷野栄一 1082安打 (2003-2017)
梵英心 990安打 (2006-2017)
森本稀哲 904安打 (1999-2015)
渡辺直人 832安打 (2007-2017)
日本プロ野球名球会は2000本安打、200勝、250セーブが入会の基準だ。またNPBを起点としていれば、MLBの数字も加算されるが、現時点ではこの基準を満たす選手はいない。
2000本安打に135本と迫った村田修一、そして日米通算250セーブに25と迫った藤川球児が最も近い位置にいる。村田はまだ十分に働ける実力があると思われるので、移籍球団さえ決まれば十分に可能性はあるが、藤川球児がクローザーとしてセーブを稼ぐ可能性は厳しいだろう。また、日米通算で164勝の松坂大輔は、ここ3年で1試合しか登板していない。移籍ができたとしても道は険しい。
過去には38歳以上で投打のタイトルを獲得した選手はたくさんいる。MVPを受賞した選手もいる。現役で残った松坂世代には、もうひと頑張りを期待したい。
(広尾晃 / Koh Hiroo)