GM会議で“大谷狂騒曲” 二刀流継続へ、各球団の意見は…「難しい」「可能」
レンジャーズは「可能」、ヤンキースは「選択肢が増える」
ナ・リーグ東地区ナショナルズのマイク・リゾGMも「二刀流は難しいと思う。両方のスキルのクオリティ次第だが。起用法と期待の両方が関わってくる。両方できるとなったら、それは特別な選手だ。片方やるだけでも、難しいことだ」と話したという。
一方で、好意的な声もある。大谷獲得を“熱望”する球団の1つと見らているア・リーグ西地区レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは「精神的にも肉体的にも、ユニークなスキルの組み合わせが求められるだろう。二刀流としての実力を発揮するにはね。しっかりとした健康状態や回復状況、そういったすべての要素も欠かせなくなる」とした上で、「しかしながら、そうだね、可能だとは思う。タンパはマッケイを指名しただけど、それは単なるお試しでってことにはとどまらないだろう。結局は、本人次第だよ」と続けた。
レイズは今年のドラフトで、投打二刀流のブレンダン・マッケイと契約。今後の起用法が注目されているが、ダニエルズGMも大谷の能力を信じているからこそ、二刀流は「可能」と見ているようだ。
また、記事では2つの名門球団の強化責任者の声も紹介。ア・リーグ東地区レッドソックスで野球運営部門のトップを務めるデイブ・ドンブロウスキー氏は「べーブ・ルースがやったじゃないか。彼はとても素晴らしかった」と言及。さらに、札幌ドームで大谷を視察した経験を持つ同地区ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは「一般的には、二刀流のようなことができる選手がいたら、ロースターをもっと柔軟にできるし、選択肢も増える」と好意的なコメントを残している。
大谷の代理人はネズ・バレロ氏が務めるが、メジャー球団との交渉の際に、二刀流継続を条件の1つに上げる可能性も十分にある。米国でも新たな歴史を作ることになるのか。球団選びが大きなカギとなることは間違いない。
(Full-Count編集部)