前田健太、先発での“復調“へ好材料 指標は良好「もっといい成績でも…」
「マエダは(1年目と)ほとんど同じような成績を残した」
「マエダのメジャーでの2シーズンは被安打の内容の面において、ほとんど同じような成績を残した。それは、xwOBAにおいて.289から.281に下げることができたことにも見てとれる。他の投手同様、被本塁打の問題があったことも関わって、防御率が3.48から4.22まで上がってしまったけれども、BABIPでも同様の事が言えるが、彼の奪三振と四死球の数値もほぼ同じにとどまった」
記事ではこのように指摘。xwOBAはむしろ向上しており、さらにいい防御率が出る可能性があったというのだ。本塁打を除いた打球がヒットになる確率「BABIP」というセイバーメトリクスの指標も昨年の.272とほぼ同じ.273となっている。つまり、投球の質が大きく落ちたわけではないという1つの“解答”がデータでは出ており、それを踏まえてどう課題を設定していくかが大切となりそうだ。
先発投手では、前田の他にクリス・アーチャー(レイズ、防御率4.07)、ジェフ・サマージャ(ジャイアンツ、防御率4.42)、マルコ・エストラーダ(ブルージェイズ、防御率4.98)が、xwOBAの数値の割に防御率が良くなかった選手として紹介されている。
ドジャースのデイブ・ロバーツ監督はシーズン終了後、前田には来季も先発投手としての活躍を期待していると話した。細かい指標に見合った成績を残せれば、指揮官も満足できるはずだ。
(Full-Count編集部)