最近の“当たり年”は? ヤクルト過去10年のドラフト査定

楽しみな若手が出ている2015年ドラフト組

〇2015年
1位・原樹理 投 東洋大・5勝19敗0S0H 防御率4.54※
2位・廣岡大志 内 智辯学園高・13試10安1本4点0盗 打率.286※
3位・高橋奎二 投 龍谷大平安高・(1軍出場なし)※
4位・日隈ジュリアス 投 高知中央高・(1軍出場なし)※育成再契約
5位・山崎晃大朗 外 日大・66試56安1本13点7盗 打率.236※
6位・渡邉大樹 内 専大松戸高・2試0安0本0点0盗 打率.000※

 楽しみな年。原樹理は大きく負け越しているが、先発で健闘した。廣岡は2軍の主軸となり、1軍をうかがう。山崎は今季1軍で59試合に出場した。

〇2016年
1位・寺島成輝 投 履正社高・0勝0敗0S0H 防御率15.00※
2位・星知弥 投 明大・4勝7敗0S2H 防御率4.73※
3位・梅野雄吾 投 九産大九産高・0勝1敗0S0H 防御率6.75※
4位・中尾輝 投 名古屋経大・0勝1敗0S0H 防御率11.25※
5位・古賀優大 捕 明徳義塾高・(1軍出場なし)※
6位・菊沢竜佑 投 相双リテック・0勝0敗0S0H 防御率6.00※
育1位・大村孟 捕 石川ミリオンスターズ・(1軍出場なし)※

 山田哲人の後輩、履正社の寺島は1試合だけ1軍で投げた。星は弱体化する投手陣を支える一人となった。梅野、中尾、菊沢も1軍で投げている。

2017年
1位・村上宗隆 捕 九州学院高
2位・大下佑馬 投 三菱重工広島
3位・蔵本治孝 投 岡山商科大
4位・塩見泰隆 外 JX-ENEOS
5位・金久保優斗 投 東海大市原望洋高
6位・宮本丈 内 奈良学園大
7位・松本直樹 捕 西濃運輸
8位・沼田拓巳 投 石川ミリオンスターズ

 高校では広陵の中村奨成に次ぐ評価の村上を獲得。他は大学、社会人の即戦力が多い。

 過去10年の実績を振り返ると、他球団に比べて一人前に育った選手が少ない印象がある。2017年の新人から、どれだけスター選手が出るだろうか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY