首位から3位へ転落した楽天 チームの命運を左右した助っ人の働きぶり
アマダーは3打席連発がある一方で、粗さも目立つ
◯ジャフェット・アマダー内野手
121試合417打数99安打23本塁打65打点 打率.237
39四球 出塁率.304 得点圏打率.272 OPS.729
昨季から楽天に加わっている大砲。昨季は怪我が相次いだが、今季は121試合に出て23本塁打を放った。7月22日のオリックス戦で3打席連続本塁打を放ったように、193センチ135キロが誇るパワーは球界屈指である一方で、打率が.237に終わったように、内角高めの真っ直ぐ、外角のボールになる変化球を極度の苦手とするなど粗さが目立った。
◯カルロス・ペゲーロ外野手
120試合463打数130安打26本塁打75打点 打率.281
50四球 出塁率.356 得点圏打率.306 OPS.846
今季序盤の楽天の快進撃は、このペゲーロによるところが大きかった。2016年途中から楽天に在籍している大砲は、茂木に続く「最強の2番打者」として開幕を迎えて打ちまくった。3、4月だけで7本塁打を放ち、7月までに21本塁打。だが、7月23日に左太もも裏を肉離れして離脱。復帰後も前半戦のような打撃は戻ってこずに、本塁打も26本で終わった。クライマックスシリーズはファーストステージで左足に張りを訴え、ファイナルステージは欠場した。
◯ルイス・クルーズ内野手
13試合37打数6安打0本塁打2打点 打率.162
0四球 出塁率.162 得点圏打率.111 OPS.378
2014年からロッテに加入し、NPB4年目。今季は巨人で開幕を迎えたものの、2軍暮らしが続いた。茂木、ペゲーロなど故障者が続出したため、7月26日に金銭トレードによる緊急補強で楽天が獲得した。その日からいきなり遊撃でスタメン出場したが、打撃面で奮わずに、わずか13試合に出場しただけで登録抹消となり、その後は1軍での出場はなかった。