近年の低迷はドラフト不作も要因? 中日過去10年のドラフト査定
2014年ドラフト1位野村はわずか3年で戦力外
○2011年
1位・高橋周平 内 東海大甲府高・335試223安23本101点2盗 打率.235※
2位・西川健太郎 投 星稜高・2勝6敗0S0H 防御率5.37
3位・田島慎二 投 東海学園大・22勝33敗60S91H 防御率2.99※
4位・辻孟彦 投 日体大・0勝0敗0S0H 防御率4.58
5位・川崎貴弘 投 津東高・0勝0敗0S0H 防御率9.00
6位・宋相勲 投 韓国・信一高・(1軍出場なし)
1位指名された高橋周平は、中軸を打つことが期待された好素材だがいまだに伸び悩み。しかし3位の田島がクローザーとして安定した成績を残している。
○2012年
1位・福谷浩司 投 慶大・7勝12敗38S49H 防御率3.53※
2位・濱田達郎 投 愛工大名電高・5勝7敗0S0H 防御率5.07※17年オフ自由契約
3位・古本武尊 外 龍谷大・16試3安0本0点 0盗 打率.167※17年オフ戦力外
4位・杉山翔大 捕 早大・207試104安6本45点2盗 打率.213※
5位・溝脇隼人 内 九州学院高・20試2安1本1点0盗 打率.091※
6位・井上公志 投 シティライト岡山・1勝1敗0S0H 防御率4.50
7位・若松駿太 投 祐誠高・18勝17敗0S1H 防御率3.40※
慶應出身の頭脳派投手と言われた福谷は中継ぎ投手として活躍。杉山翔大は二番手捕手。若松駿太は2015年に10勝したが、成績は尻すぼみだ。
○2013年
1位・鈴木翔太 投 聖隷クリストファー高・5勝5敗0S0H 防御率4.33※
2位・又吉克樹 投 香川オリーブガイナーズ・29勝16敗2S91H 防御率2.54※
3位・桂依央利 捕 大阪大・106試50安5本18点1盗 打率.202※
4位・阿知羅拓馬 投 JR東日本・0勝1敗0S0H 防御率3.62※
5位・祖父江大輔 投 トヨタ自動車・2勝11敗2S34H 防御率3.05※
6位・藤澤拓斗 内 西濃運輸・(1軍出場なし)
育1位・岸本淳希 投 敦賀気比高・(1軍出場なし)※17年オフ戦力外
育2位・橋爪大佑 内 大商大・(1軍出場なし)
独立リーグ出身者としては最上位の2位で指名された又吉は、今や先発、救援で使える投手陣の柱になりつつある。祖父江もセットアッパーとして働いている。
○2014年
1位・野村亮介 投 三菱日立PS横浜・0勝0敗0S0H 防御率10.13※17年オフ戦力外
2位・浜田智博 投 九産大・0勝0敗0S0H 防御率40.50※17年オフ自由契約
3位・友永翔太 外 日本通運・24試7安0本2点2盗 打率.163※
4位・石川駿 内 JX-ENEOS・11試6安1本1点0盗 打率.273※
5位・加藤匠馬 捕 青学大・5試0安0本0点0盗 打率.000※
6位・井領雅貴 外 JX-ENEOS・44試13安1本4点1盗 打率.186※
7位・遠藤一星 内 東京ガス・118試72安6本28点6盗 打率.238※
8位・山本雅士 投 徳島インディゴソックス・0勝0敗0S0H 防御率10.38※
9位・金子丈 投 大商大・0勝0敗0S0H 防御率4.91※
育1位・佐藤雄偉知 投 東海大相模・(入団せず)
育2位・石垣幸大 投 いなべ総合高・(1軍出場なし)
育3位・藤吉優 捕 秀岳館高・(1軍出場なし)※
育4位・近藤弘基 外 名城大・35試14安3本5点0盗 打率.194※
問題になるのがこの年だ。落合博満GM(当時)の肝いりで1位指名した野村亮介は、わずか3試合の登板で、今年戦力外となった。2位の浜田も自由契約として公示された。最上位指名の選手がわずか3年で消える結果に。一番下、育成4位で獲得した近藤弘基は中日のレジェンドであり今も投手コーチを務める近藤真市を父に持ち、支配下登録されすでに3本塁打と頭角を現している。