セ3位から日本S進出のDeNA 躍進を支えた助っ人外国人を査定
パットンは勝利に方程式定着も、期待のクラインは…
○スペンサー・パットン
62試合(0先発)4勝3敗27ホールド7セーブ 防御率2.70
60回 50安打19四球2死球4本塁打66奪三振 WHIP1.15
ロイヤルズ傘下、レンジャーズ、カブスを経て、今季からDeNAに入団。開幕からセットアッパーとして起用されると、4月半ばからは不調だった山崎康晃に代わってクローザーも務めた。5月下旬には再びセットアッパーに戻り、最終的には62試合に投げて27ホールド7セーブと勝利の方程式として結果を残した。来季の残留も決まっている。
○フィル・クライン
7試合(7先発)2勝3敗 1QS 防御率4.75
36回 35安打22四球3死球5本塁打27奪三振 WHIP1.58
レンジャース、フィリーズを経て今季からDeNAへ。年俸1億5000万円という高額年俸だっただけに大きな期待を寄せられた先発候補だった。ウィーランドとともに開幕ローテに入ったものの、なかなか結果を残せずに6月に登録抹消。36回で25四死球と制球に難があった。さらには右肘痛を発症し、8月にその治療を理由に帰国。そのまま再来日することなく、オフに自由契約となった。
○エドウィン・エスコバー
27試合(1先発)1勝3敗7ホールド2セーブ 0QS 防御率3.44
34回33安打11四球1死球4本塁打33奪三振 WHIP1.29
ダイヤモンドバックスから今季、日本ハムに加入した左腕だったが、外国人枠の兼ね合いもあって7月にトレードでDeNAへ移籍。ロングリリーフも出来る使い勝手の良さもあって、移籍後は1軍で起用されると、夏場にはパットンとともにセットアッパーとしての登板も増加。チームの日本シリーズ進出に貢献し、来季も残留することが決定している。