セ3位から日本S進出のDeNA 躍進を支えた助っ人外国人を査定
熾烈な外国人枠争いに敗れたエリアン、シリアコは退団へ
○ホセ・ロペス
142試合569打数171安打30本塁打105打点 打率.301
27四球80三振 出塁率.330 得点圏打率.322 OPS.863
来日してから5年間、成績を残している優良助っ人の1人だろう。メジャーでも通算1000安打の実績を誇り、ホワイトソックスから2013年に巨人に入団。1年目に打率.303、18本塁打と好成績を残す。2年目に数字を落としたことで巨人を自由契約となり、DeNAが獲得。移籍1年目に来日後最多となる25本塁打を放つと、昨季は34本塁打。そして今季は打率.301、30本塁打、105打点と3割30本100打点をクリア。最多安打と打点王のタイトルも獲得し、来日後最高の成績を残した。2年契約のため、来季残留は決まっている。
○エリアン・エレラ
25試合56打数14安打1本塁打1打点 打率.250
6四球22三振 出塁率.323 得点圏打率.000 OPS.644
ドジャース、ブルワーズなどを経て、2016年5月にDeNAへと移籍。シーズン途中加入となった1年目は79試合に出場して打率.218だったが、2年目の2017年も残留。だが、キャンプ中に右手を故障し、さらに外国人投手3人が加入、主砲のロペスもいることから、外国人枠の関係でシーズンの大半でファーム暮らしを余儀なくされた。今季は、わずか25試合出場に終わり、オフに自由契約となった。
○アウディ・シリアコ
12試合27打数2安打0本塁打0打点 打率.074
1四球10三振 出塁率.111 得点圏打率.000 OPS.218
タイガース傘下、マーリンズ傘下など米マイナーリーグを経て、2016年はBCリーグの石川へ。石川で打率.323、15本塁打、53打点と結果を残し、今季からDeNAに加わった。開幕スタメンにも名を連ねたものの、結果が出ず。ロペス、クライン、ウィーランド、パットンで外国人枠が埋まり、クラインが抹消された後にはエスコバーが加入。外国人枠にも阻まれて、わずか12試合出場に終わり、オフに自由契約となった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)